“幹事”は得か?損か?

社会人の本音に迫る!! “幹事”は得か?損か?

3月と言えば、全国各地の居酒屋やカラオケ店などで送別会や歓迎会などが行われ、お店の予約などに四苦八苦している人も多いだろう。

お店選びやイベントなど、宴のクオリティを一任される“幹事”の存在は重要だ。

そこでORICON STYLEでは、10代~50代の現役社会人を対象に、「幹事をすることは得だと思いますか?」という意識調査を実施。年代に応じて“幹事”に対する考え方の違いが浮き彫りとなった。

【得だと思う】が41.6%と損派に肉迫 若年層にも幹事の重要性が徐々に浸透

今回、ORICON STYLEでは「アナタは様々な観点から総合して、幹事をするのは得か? 損か?」10代~50代の現役社会人男女を対象に集計。

その結果、

  • 【得だと思う】と回答したのは41.6%
  • 【損だと思う】と回答したのが58.4%

と、わずかながら“損”が“得”を上回る結果となった。

幹事と言えば、昔から“めんどくさい仕事”の代名詞だっただけに、【得だと思う】という回答が、ここまで肉迫する結果に少々驚いたユーザーもいることだろう。

具体的に“得”だと答えたユーザーの主なコメントとしては、「上司にアピールできたりポイントが上がりそうだから」(埼玉県/10代/女性)、「人の程度がわかる人間観察の場としておもしろい」(静岡県/20代/男性)など、若年層からは非常に前向きかつフレッシュなコメントが目立つ。
また、ベテラン社会人からは「たいへんだけれど、どう楽しませようか、当時、相手のことをこれほど考えた役割はなかった。良い経験となった」(大阪府/40代/女性)、「幹事をやる前は、めんどくさいと思っていたけど、マネジメントの基礎を学べる場になったと今は思う」(東京都/50代/男性)など、後の仕事におおいに役立ったと振り返るコメントも目立った。

大手出版社のグルメ雑誌編集者に話を聞くと、「ちょっと前までは、幹事という業務について直接的な“仕事”ではないと拒絶する若者も多かったですが、最近では幹事が実際の仕事と直結していると考える若者が増えてきていますね」と、近年の変化を明かす。

「限られた予算内でのクオリティコントロール、多い時は100人規模のスケジュール調整……これを実際の仕事に置き換えると、かなり大きな商談規模になりますよね。それを、“リスク”を恐れることなく自分自身でマネジメント出来るということは、確実に経験値になる。滞りなく終わらせれば、上司からの評価もそれなりに得られますからね」(グルメ雑誌編集者)

 

 では次に、“損”だと答えたユーザーの主なコメントを見ていこう。「色々めんどうだし、結局の責任は幹事に来るから」(神奈川県/10代/女性)、「いろいろ苦労してやっても成功して当たり前、何か不手際があればすぐ責められるから」(埼玉県/20代/男性)など、やはり幹事の重責に耐えられないと感じるユーザーが多い。

先述の編集者の話にあるように、確かに失敗したとしても会社単位の損益に影響を及ぼすことはないが、やはり一個人に貼られる“レッテル”は今後に響いてくるのでは? と考えるユーザーは多い。また、自分自身の志向や目標が、高いコミュニケーション能力を必要としない専門職である、と自覚しているユーザーには、幹事という業務をプラスに捉えることは難しいのだろう。

30代以上限定では【得】が上回る 近年では賢く立ち回る幹事も

10代~50代の数値結果としては先述の通りだが、これを30代~50代で切り取ってみるとどうだろう?

結果は、幹事を任されることは

  • 【得だと思う】が58.2%
  • 【損だと思う】が41.8%

と、結果は逆転。先のコメントを見ても分かる通り、諸手を挙げて幹事を引き受けたわけではないが、結果として幹事で経験したことが、後々の商談やマネジメント業務に役立ったということなのだろう。

「近年の幹事さんの傾向なんですけど、お店を『近い』『安い』で選ぶのは卒業してるんです。WEB予約することで、ランクの高い店でも早得キャンペーンの恩恵を受けられるし、最近では幹事無料コースもかなり増えています。そうすることで、予算を大幅に浮かすことが出来る。つまり出席者の満足度も高く、かつ自身の収益にも繋がる可能性がある…これだって立派なマネジメントですよね(笑)」(グルメ雑誌編集者)

 「若い時の苦労は買ってでもせよ」と昔の人はよく言ったものだが、最近の若手幹事の中には、様々な情報を駆使して効率よくお店をチョイスし、低予算でコストを抑えることで自身への利益まで出しているクールな幹事も多いのだ。幹事の“損得”について、その比率も年々変化していくことになりそうだ。


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