みんなあるよね?“子どもの食事”の悩み~遊び食い編~

みんなあるよね?“子どもの食事”の悩み~遊び食い編~

13歳児を持つ親の95%は、子どもの食事について困っていることや悩みがあるというアンケート結果があります。その中でも多いのが「遊び食いをする」「食欲にむらがある」です。今回はまず、こどもの「遊び食い」についてお伝えしていきます。

子どもは遊びを通して成長する

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食器の中の食べ物をかき回したり、口に入れた食べ物を口から出して確認するなどの行動は、 大人から見ると遊びのように受け止められますが、子どもの生活は遊びが主体で、遊びを通して身体と精神が 成長・発達していきます。遊び食いは発達過程で必要な行動であり、自分で食べる楽しみを育て、自分で食べるようになるための第一歩です。

食事を楽しむための解決技

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「食事環境を整えよう」

テーブルとイスの高さは体に合っていますか?

イスに座ったときに、両足が床についていますか?

テレビがついている、おもちゃがそばにあるなど興味をひくものはありませんか?

親が落ちついてそばにいたり、一緒に食事を摂っていますか?

子どもが落ちついて食事ができるようにしましょう。

 

「食事とあそびのけじめをつけよう」

子どもは、遊びを中断して食事へと気持ちを切り替えることが、すぐにはできません。遊びに区切りがつきそうなタイミングで食事に誘いましょう。

「おもちゃの片づけ→手洗い→イスに座る」など食事までの流れを作ると気持ちの切り替えがスムーズです。

 

「食事時間は30分を目安に」

12歳の子どもが食事に集中できるのは15分程度です。遊び食いを始めたら、「ニンジンさんが食べてって言ってるよ」など食事に注意が向くように声かけをして、それでもやめないときは、食事時間30分を目安に「ごちそうさまね」と子どもに確認してから片づけましょう。

 

「汚れてもいいような工夫を」

汚されることでストレスを感じるママは多いですが、楽しい雰囲気で食べることは、子どもの「食べたい」という気持ちを引き出すことにつながります。

ママが笑顔でいるためにも、遊び食いで服や食卓まわりが汚れても大丈夫なように、食事用エプロンをつけたり、イスの下に新聞紙やビニールシートを敷くなどしておきましょう。

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いかがでしたか?自分で上手に食べることができるようになる3歳以降になると遊び食いは落ち着いてくるので、今だけと考えてゆとりを持って接するようにしましょう。次回は「むら食い」についてお話します。お楽しみに!

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